ポートフォリオを作りたいのに手が止まる——独学だとよくあることです。「素材がない」「作品が足りない」「どこから触ればいいの?」と考え始めるほど、前に進めなくなります。でも実は、最初に必要なのは作品の完成度ではなく“土台の形”を先に決めること。ページ構成や見せ方の枠ができると、迷いは一気に減ります。ここでは、そのための最初の一歩をやさしく整理します。

ポートフォリオの作り方を調べても、全部が必要に見えて混乱してきます…
そんな迷いをほどきながら、「いま、何を1つやればいいのか」が見えるように順番を整理していきます。
ポートフォリオが作り始められない理由を整理し、最初の一歩を決める
迷いが大きいときは、進め方そのものが曖昧になっていることが多いです。まず「なぜ手が止まるのか」を整理すると、最初にやることが自然と絞れてきます。この章では、その原因と“最初に決めるべき一歩”を明確にします。
なぜ「何から始めればいいか」が分からなくなるのか
独学者がつまずきやすいのは、作品づくり・ページ構成・文章作成など複数のタスクを同時に考えてしまうからです。頭の中で全部を抱えようとすると、どこから手をつければいいか判断できなくなります。

作品も作らなきゃだし、ページも用意しなきゃ…全部一度に考えて疲れてきます。
作品の完成度より“枠を作るほうが先”になる理由
実はポートフォリオは、作品が揃ってから作り始める必要はありません。むしろ先に「どういうページ構成にするか」「1作品をどう並べるか」といった枠を作るほうが効率的です。枠が決まると、必要な素材が自然に見えてきて迷わなくなります。

完成させようとすると重くなるよ。まず“何を置く場所なのか”だけ決めると、必要なことが勝手に整理されるんだ。
まずはFigmaかCanvaで「1ページの型」を作るだけで十分
最初にやることは、作品ではなく“型”づくりです。トップページでも自己紹介ページでもいいので、1ページだけ簡単な下書きを作りましょう。四角を置いて見出しを入れるだけでもOK。細かいデザインや文章はまだ考えなくて大丈夫です。
最初にポートフォリオの3つの要素を決める(自己紹介・作品ページ・制作プロセス)
次に、ポートフォリオを構成する3つの基本要素を決めていきます。ここで“盛りすぎないライン”を知っておくと、後の作業がとても軽くなります。この章では、初心者が最低限押さえたい項目だけを絞って紹介します。

自己紹介とか作品説明って、どこまで書けばいいのかわからない…
① 自己紹介ページ:盛り込みすぎが迷いを生む
自己紹介で必要なのは「どんな人か」がシンプルに伝わることだけです。経歴を細かく書く必要はありません。名前(ハンドル名可)/できることの方向性/学習中の内容 の3つがあれば十分です。
② 作品ページ:1作品の見せ方の型を先に固定する
作品ページは、完成作品がなくても“型”だけ作れます。ビジュアル → 概要 → 工夫した点 の流れをテンプレート化し、全作品で統一。当てはめ方式にすると迷いが劇的に減ります。
③ 制作プロセス:初心者でも書ける“最小限の流れ”
プロセスを書くのが苦手な人は多いですが、「課題に感じた点 → 解決のためにしたこと → 結果どうなったか」の3点に絞れば十分です。無理に専門用語を使う必要はありません。

全部を上手く書こうとせず、“どこまでを書くか”の線を引くと作業が楽になるよ。
ポートフォリオに載せる作品が少なくても形にできる“整理の順番”
作品数が少ないと「まだ作れない」と感じがちですが、実は2〜3点あれば十分です。この章では、作品が少ない状態でも形にできる考え方と順番を整理します。
作品数は2〜3点で十分な理由
採用側が見たいのは数ではなく「考え方の一貫性」です。むしろ作品が多すぎると雑然として見えることもあります。最初は2点、頑張っても3点で十分です。
架空案件を使うなら「目的を一文で言えるもの」にする
架空案件は自由度が高いぶん迷いやすくなります。「このデザインで何を解決したいのか」を一文で言えるものを選ぶと、方向性がぶれません。
迷ったら「バナー1つ」でもOKな仕組みにする
ページ構成がしっかりしていれば、バナー1つでも作品ページは作れます。大事なのは“見せ方の型”があること。内容は後から増やせば問題ありません。

「完成させてから作る」ではなく「形を作ってから中身を入れる」と考えると、作品数の不安はなくなるよ。
ポートフォリオ全体の流れ:迷わない構成の型を紹介
全体の流れが決まると、ページ同士のつながりが見え、作業の優先度が自然に整います。この章では、初心者でも迷いにくい基本構成を紹介します。
トップ → 自己紹介 → 作品一覧 → 各作品ページ の順番で迷いが減る
訪問者が迷わず読める最もシンプルな流れです。特別な演出は不要で、「この順に並べる」と決めるだけで構成の悩みが激減します。
制作プロセスは“読まれる部分だけ”絞って書く
長文のプロセスは読まれません。読む側が知りたいのは「何を考えて作ったか」だけなので、全作業を書こうとしなくて大丈夫です。
ページ数を増やしすぎないほうが完成が早い理由
ページが増えると、デザイン・文章・校正の負荷が一気に増えます。最初は必要最小限で作るほうがスムーズに完成します。
WEBデザイン独学者が無理なく進めるポートフォリオ作りの最初の1歩
ここまで整理した内容を踏まえると、最初にやるべきことはとてもシンプルになります。この章では“今日できる一歩”を明確にします。

何を先にやればいいのか…今日の一歩が決まれば動ける気がします。
Figma/Canvaで自己紹介ページのラフを1つ作る
まずはこの1つだけでOK。写真の位置、名前、簡単な自己紹介文の置き場所を四角で配置するだけで十分です。
1作品の「紹介フォーマット」だけ作る(中身はまだ不要)
ビジュアル → 概要 → 工夫した点 の順に枠を用意します。まだ文章も画像もなくて構いません。
完成を目指さず“土台を作るだけ”で前に進める
今日やるのは完成ではなく“場所を作ること”。場所さえできれば、後から詰める作業はとても軽くなります。

“完成”をゴールにすると重くなるよ。“置き場所を作る”だけなら今日からできるんだ。
よくある質問(Q&A)
Q1:作品が1つしかなくても公開していい?
問題ありません。枠ができていれば、後から作品を追加していくだけで成長が見えるポートフォリオになります。
Q2:スキルが低いと感じる作品は載せるべき?
「学んだことが反映されているか」で判断すると迷いにくいです。完成度よりも、考え方が見える作品のほうが伝わりやすい場合もあります。
Q3:使用ツールはFigmaとCanvaのどちらがいい?
どちらでも構いません。細かく作りたいならFigma、軽く形にしたいならCanva。目的に合わせて選べばOKです。
Q4:文章が苦手で制作プロセスが書けないときは?
「困ったこと → やったこと → 気づいたこと」の3つだけ書いてみましょう。これだけで十分プロセスになります。
Q5:サイトとして公開するのはいつがいい?
最低限のページが形になったら公開してOKです。完成を待つ必要はありません。更新しながら育てるものです。
まとめ|迷ったら“枠を先に作る”で十分。順番さえ決まれば前に進める
ポートフォリオづくりは、作品から始めると迷いやすくなります。最初にやるべきことは「枠を作る」「並べ方を決める」の2つだけ。そこが決まると必要な作業が自然と見えてきて、無理なく進めます。今日できる一歩は、FigmaかCanvaで1ページの下書きを作ること。たったそれだけで停滞が動き出します。


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