Webデザインを独学で続けていると、必ず訪れるのが“スランプ期”です。急に手が動かなくなる、何を作っても「なんかダサい」と感じる、成長している気がしない…。そんな不安は、才能や向き不向きの問題ではなく、誰もが通る自然なプロセスです。大切なのは「自分はいま、どのスランプにいるのか」を知ること。位置が分かれば、抜け出す一歩が自然と見えてきます。

最近ぜんぜん作れないし、作っても微妙だし…これってもう限界なのかな…?
この記事では、独学者に起こるスランプを“5種類”に分け、それぞれの原因と抜け出す方法を整理します。「これってスランプ?挫折?」の判断基準もまとめているので、今の自分がどこにいて、どんな一歩を踏めばいいかがわかるようになります。
- Webデザイン独学で起こるスランプは大きく5種類。まずは自分がどこにいるかを知る
- なぜスランプはこの5種類に分かれるのか?初心者が共通してつまずく理由
- スランプ期に“やらなくていいこと”を明確にして負荷を減らす
- スランプから抜け出すための行動は3つに絞れば十分
- これはスランプ?挫折?迷ったときの判断基準
- Webデザイン独学のスランプでよくある質問
- まとめ:スランプは“成長のサイン”。5種類のどれかを知れば抜け道が見える
Webデザイン独学で起こるスランプは大きく5種類。まずは自分がどこにいるかを知る
スランプは曖昧なようで、振り返ると5つのタイプに分かれます。この章では「自分がどこにつまづいているのか」を明確にしていきます。

スランプってひとつじゃないんだ…どれに当てはまるんだろう?
① お手本通りにしか作れないスランプ(初期〜中級)
写経はできるのに、ゼロから作ろうとすると手が止まってしまう状態です。
写経はできるのにゼロから作れない理由
インプットとアウトプットの距離がまだ近くないため。自然な序盤現象です。
引き出しが少ないのは自然な序盤現象
経験が少ないので「引き出しが足りない」のは当たり前です。
抜け出す一歩:Figma/Canvaで「5分の小さな模写」を積む
小さい模写を重ねるほど、デザインの“型”が積み上がり、ゼロから作る感覚が育ちます。
この段階で“やらなくていいこと”
・難しい応用技術の習得
・いきなり高度なUIデザイン
・Photoshopの深い学習
② 「なんかダサい」から抜け出せないスランプ(中級)
作れるようになってきたのに、なぜか洗練されない…という時期です。
目が肥えてきたことでギャップが生まれる
“理想の目”が先に伸びるため、作品との差が気になりやすくなります。
余白・フォント迷子は誰もが一度通る道
この迷いは成長のステップであり、決して異常ではありません。
抜け出す一歩:良いデザインを“言語化して盗む”
「なぜ綺麗に見えるのか?」を言語化すると、正しい改善ができるようになります。
③ デザインと実装の板挟みスランプ(コーディング期)
デザインとコードを同時に学び始めたとき、多くの人がつまずきます。
「実装しやすいデザイン」に逃げるのは普通
コード側の知識が不足すると、デザインを合わせたくなるのは自然です。
学ぶ範囲が広がりすぎてパンクする理由
同時習得は負荷が大きく、「何からすべきか」が分からなくなるためです。
抜け出す一歩:デザインとコードの優先度を分ける
まずは“どちらを伸ばしたいか”を先に決めるだけで負担が減ります。
④ 孤独・比較・フィードバック不足スランプ(継続期)
一定期間続けている人が必ず通る壁です。
判断基準が外部にないと揺らぎやすい
評価軸を持てないと「これでいいのか?」が常につきまといます。
SNS比較が成長を止めるメカニズム
上手い人を見すぎると、成長ではなく“欠点探し”に意識が向いてしまいます。
抜け出す一歩:1つだけ“正しい基準”を決める
例:余白/フォント/情報整理など、1つだけ軸を決めると迷いが減ります。
⑤ 実務レベルの壁で止まるスランプ(案件直前)
ある程度作れるのに、“仕事としてのデザイン”になると急に難しく感じる段階です。
「綺麗だけのデザイン」への限界を自覚する時期
見た目だけでは評価されない領域に入ったサインです。
要件定義ができないのは当然の段階
実務経験がないので要件整理が難しいのは自然です。
抜け出す一歩:過去作を「目的ベース」で作り直す
「誰に・何を伝えたいか」で再構成すると、実務に近い力が育ちます。

どのスランプにいるか分かるだけで、次の一歩はとても小さく、やさしいものになるよ。
なぜスランプはこの5種類に分かれるのか?初心者が共通してつまずく理由
スランプの種類が決まっているのは、初心者が通る学習プロセスがほぼ共通しているからです。
なぜ「スランプは成長の前兆」と言えるのか
新しい視点が増えるほど“違和感”が生まれ、その違和感が成長の引き金になるためです。
まずは“どのタイプのスランプか”を知ることが最短ルートになる
原因が違えば、抜け出す方法も変わります。位置を知れば迷わなくなります。
スランプ期に“やらなくていいこと”を明確にして負荷を減らす
スランプは「やることを増やしたから悪化する」パターンが多いもの。まずは不要な負荷を外します。
新しい知識を増やし続けること
知識過多になるほど手が止まりやすくなります。
完璧なデザインを作ろうとすること
スランプ時は“70点”を目指すほうが前に進みます。
Photoshop・Illustratorの同時学習(今は不要)
Figma/Canvaに絞るだけで負担が大幅に減ります。
長時間学習で一気に克服しようとすること
短い行動を積み上げる方が回復が早く、継続もしやすいです。
スランプから抜け出すための行動は3つに絞れば十分
抜け出す行動は、実はたった3つに集約できます。
① 過去作を「今の自分ならどう直すか?」でリデザインする
改善ポイントが明確になり、成長が“目に見える形”になります。
② Figma/Canvaで“5分だけ”手を動かす習慣を作る
スランプ期の最大の敵は「ゼロの日」が続くことです。5分なら避けられます。
③ 良いデザインの観察 → 言語化 → 1点だけ真似する
1点だけ真似ることで、負担なくスキルに取り込めます。

スランプは“量”で突破するんじゃなくて、“負荷の下げ方”で抜けていくんだよ。
これはスランプ?挫折?迷ったときの判断基準
「これはスランプなのか、挫折なのか?」と迷うときのための基準です。
動けないのは“疲労”か“迷い”か
疲労なら休む。迷いなら小さく動く。ここを分けるだけで判断が楽になります。
「好きの残量」がまだあるか
完全に嫌っていないなら、まだ続ける余地があります。
5分行動できるかどうかが分かれ目
5分触れればスランプ。5分すら無理なら一度休むタイミングです。
Webデザイン独学のスランプでよくある質問
Q1:ゼロから作れないのは才能がないから?
才能ではなく“経験量”の問題です。ほぼ全員が通る段階です。
Q2:ずっと成長していない気がするのはなぜ?
見えない成長期間があるためです。
成長曲線の停滞期の仕組み
実力は“階段状”に伸びるため、停滞→急成長を繰り返します。
Q3:スランプはどれくらい続くもの?
数日〜数週間が一般的。長期化しやすいのは“やることを増やしすぎている”ケースです。
Q4:学習を止めてもいい?
もちろんOK。止まることと挫折は別物です。
Q5:スランプが続いてもWebデザイナーになれる?
なれます。スランプは成長過程で必ず訪れるため、むしろ“通過儀礼”です。
まとめ:スランプは“成長のサイン”。5種類のどれかを知れば抜け道が見える
Webデザイン独学のスランプは、才能不足ではなく“成長の段階”によって起こる自然な現象です。5種類のどこにいるかが分かれば、やるべきこと・やらなくていいことが見えてきます。小さく、軽く、今の自分に合う一歩だけ進めば大丈夫。スランプはあなたの成長が進んでいる証拠です。


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